小さい頃、私には大きくなったらなりたいものってたくさんありました。
お花屋さん、ケーキ屋さん、幼稚園の先生・・・
小学校の卒業文集に載っている
将来なりたいものランキングベスト10に入るようなものですね。。。
そんな数ある職業の中で、ちょっと別な想いでなりたい、
いえ、当然なるんだと思っていたものがあります。 それは「お嫁さん」への憧れ。
いまでこそ気恥ずかしいですが、
多くの女の子がそうであるように、
私もお姫様のような花嫁さんの姿に憧れをもっていました。
そうして幼かった私は、
女の子はみんな大きくなったらお嫁さんになるんだと、そんなふうに思いこんでもいたんです。
徐々に年齢を重ねるうちに、幼かった私の憧れは過ちだということに気づいたのですが(苦笑)
けれども私の中で「結婚」に対する憧れだけは、あまり原型を変えることなく残ったのです。
結婚することにずっと憧れを持ち続けていましたが、
大きくなった私は、もう1つずっと持ち続けていた夢を先にかなえました。
それは、ピアノの先生になって、子供たちにピアノを教えることです。
幸いにも両親の了解も得られて、自宅の一室をピアノ教室として現在仕事をしています。
ずっとなりたかった職業なので、毎日がとても楽しく充実していますし、
両親と同居なので楽な部分も多々あり、生活に対して不安や不満はほとんどなくすごしていました。
ですが最近、そんな生活になんら疑問をもたなかった私に、
これからを現実的に考えるきっかけとなった出来事が起こりました。
それは、今まで大病したことがない父が入院したんです。
病気自体はそんなに深刻なものではなく、検査も兼ねて1週間ほどの入院だったのですが、
このことで私の中に将来に対する不安みたいなものが芽生えたのです。
私は一人っ子で、当然ですが兄弟はいません。
病室のベッドに寝ている父や、ちょっと丸くなった母の背中を見ていると、
「あぁ、二人も年をとっていくんだ。」といきなり現実を突きつけられたような気がしました。
それに、こうして父は私や母がそばについてあげているけど、
私が年をとってこうして入院なんてした時に、
誰かそばにいてくれるんだろうかと、そんなふうに考えて不安になってしまいました。
「私、本当に今のままで、いいんだろうか?」 この出来事をきっかけに、
私は真剣に自分のこれからについて考えるようになりました。
つまり「結婚」を現実として考えるようになったということです。
私も家族をつくりたいと本気で思った出来事でした。